IT用語解説

バッファ中、バッファリング中のバッファとは?意味をわかりやすく解説!

バッファ

動画のストリーミング中や、『radiko』などでラジオ配信を聴いているときに「バッファ中です」と表示されて動画が止まってしまった経験をしたことがありませんか?

 

この「バッファ」に関して、「具体的にはどういう意味なの?」と疑問に思っている方も多いかと思います。

 

この記事ではそんな「バッファ」について初心者の方にもわかりやすく解説します。

 

「バッファ」とは?

バッファ」とは「データをある程度蓄積させてから配信する仕組み」のことです。

「バッファ」はなめらかな動画再生を実現させるための技術で「バッファ」がない場合、かくついたような動画になってしまう可能性があります。

 

「バッファ」の役割

動画や音声の配信では、受信端末のスペック、配信端末のスペック、受信者と配信者をつなぐネットワーク回線の3つの要素によってデータの送信速度が決まりますが、いずれかが混雑していて配信がうまくいかないことがあります。

 

例えば「自分のPCとネットワーク回線に問題はないけれど、配信側にアクセスが集中し、混雑してしまっている」といったケースなどです。

 

ストリーミング配信では、このような混雑時にデータがうまく送られないまま待ち状態になっていると、まだ完全なデータが出来上がっていないにも関わらず、どうにかデータを届けようとして不完全なままのデータを送信するような仕組みになっています。

 

この無理やり送られたデータを受信すると、動画がかくついていたり、音声が飛び飛びになってしまうことがあります。

 

このような現象の解決のためにあるのが「バッファ」になります。

 

「バッファ」を設定することでリアルタイムにデータを送信させず、できる限り完成したデータを送信するようになります。

 

簡単に言えば「不完全なデータを送るくらいなら時間がかかってもいいからしっかりできたものを送ってね」という意味です。

 

この何分間配信せずに待つのかを定めたものが「バッファ時間」です。

 

例えばバッファ時間を1分に設定している場合、遅延などにより送るデータができあがっていない場合は、1分間待ってから送信するようになります。

 

『radiko』などのアプリではどのくらいの間バッファをするかという「バッファ時間」の設定ができます。

 

「バッファ」のメリット

「バッファ」を設定することでしっかりした状態の映像、音声を受信することが可能です。

 

「少し待ってもいいからクオリティが高い状態で見たい」といった場合には「バッファ」の時間を長めに設定する方がよいでしょう。

 

「バッファ」のデメリット

「バッファ」のデメリットはバッファしている最中は動画が見れず、待ち時間が長くなってしまうということです。

 

「バッファ」のたくさん確保すると、待ち時間によってリアルタイム性を失うことにも繋がります。

 

「特に映像の綺麗さは問わないので今すぐにみたい」という場合にはバッファの時間を短めに設定するとよいでしょう。

 

「バッファ」のまとめ

ここまで「バッファ」についてみてきましたが、いかがだったでしょうか?

最後に「バッファ」についてまとめておきます。

・「バッファ」とはデータを蓄積させてから配信する仕組み。

・「バッファ」がない場合、不完全でかくかくしたような配信になってしまうことがある。

・アプリの設定にある「バッファ時間」とは配信をせずに待つ時間のこと。

 

以上、「バッファ」の解説でした。

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