IT用語解説

Cookie(クッキー)とは何?意味やキャッシュとの違いをわかりやすく解説!

cookie(クッキー)

インターネットをやっていると頻繁に見かけるのが「cookie(クッキー)」です。

よく「cookieを有効にしてください」といった文が表示されることがありますが、詳しい意味はわからないという方も多いかと思います。

この「cookie」は会員サイトへの自動ログインなどにも使われている、とても重要なものです。

 

この記事ではこの「cookie」について初心者の方にもわかりやすく解説します。

「cookie(クッキー)」とは?

「cookie」とは「ブラウザ上に保存されるユーザー情報」のことです。

ブラウザ」というのは「Google Chrome」、「Firefox」、「Internet Explorer(IE)」などのホームページを見るためのアプリケーションです。

この「ブラウザ」には容量は小さいですが一時的にデータを保存できる領域があり、この領域に保存されるデータを「cookie」と呼びます。

「cookie」を使うことで、会員サイトへの自動ログインや、AmazonなどのようなECサイトのお気に入り機能などが実現されています。

「cookie(クッキー)」を消すとどうなる?

よくPCが不調になった際に「cookieを消してください」などと表示されることがありますが、「本当に消してしまっても大丈夫なの?」と不安になる方も多いかと思います。

ここでは「cookie」を消した際にどんなことが起こるのかをみてみます。

 

通常インターネットをするうえで「cookie」を消すと以下のような影響が出ます。

・会員サイトから自動的にログアウトされ、自動入力されていたログイン情報が消える

・非会員時に行ったお気に入り情報が消える

会員サイトから自動的にログアウトされ、自動入力されていたログイン情報が消える

「cookie」を消す際にもっとも気をつけなければいけないのが、「cookie」を消すと会員サイトからログアウトされ、自動で入力されていたログイン情報が消えてしまうことです。

Amazonをはじめ多くの会員サイトではログイン時にIDとパスワードを入力する必要がありますが、1度ログインすれば、2回目以降はパスワードを入力しなくても利用できることが多いかと思います。

これは1度ログインに成功すると「cookie」の中にログイン情報が記録され、次回以降にサイトを訪れた際にこの「cookie」のログイン情報があれば入力を簡略化するという仕組みで実現されています。

 

この「cookie」を削除すると、サイトはその人のことを初めて来たユーザーであると認識するため、再度「ID」と「パスワード」の入力を求められることになります。

しっかりとログイン情報をメモなどに残してある方にとっては問題ありませんが、「ログイン情報はパソコン上に保存されているし大丈夫」と考えメモをとっていない場合はわからなくなってしまうことがあるため、「cookie」を消す前にはログイン情報をしっかりと記録しておくとよいでしょう。

非会員時に行ったお気に入り情報が消える

「Amazon」や「ZOZOTOWN」には「気に入った商品をカートに入れる」、「お気に入りする」といった機能があるかと思います。

通常これらは会員になった後に行われることが多いですが、利便性のために非会員時でも「カートに入れる」といった機能は使えるようになっています。

ただし非会員の場合にはサイトに訪れているユーザーが何者なのかを判別するための術がありません

 

そこで使われているのが「cookie」で、「カートに入れる」を押した際にブラウザ内にそのユーザーを判別できるための情報を保存させます。

このように「cookie」を使うことで、非会員であっても擬似的に会員と同じような機能が使えるようになっています。

ただしあくまでブラウザに保存されている情報のため、「cookie」を削除してしまうと復元ができないことに注意が必要です。

「cookie(クッキー)」と「キャッシュ」の違い

「cookie」と混合しがちな言葉に「キャッシュ」があります。

この「キャッシュ」も「ブラウザに保存する情報」という点では「cookie」と同じであるため少しわかりにくくなっています。

この「キャッシュ」と「cookie」の違いは、「ブラウザに保存される情報の種別」です。

 

上述したとおり、「cookie」として保存されるものはログイン情報などの「ユーザー情報」なります。

対して「キャッシュ」は画像などの「ホームページそのものの情報」で、無駄なダウンロードをなくすために使われています。

「cookie(クッキー)のまとめ

ここまで「cookie(クッキー)」についてみてきましたが、いかがだったでしょうか?

「cookie」はブラウザに保存される「ユーザー情報」、キャッシュは「ホームページそのものの情報」と考えると整理しやすいかと思います。

最後に「cookie(クッキー)」についてまとめておきます。

「cookie」とはブラウザに保存される「ユーザーに関する情報」のこと。

「cookie」を削除すると会員サイトからログアウトされ、自動入力されていたログイン情報も消えてしまう点に注意が必要。

主にユーザーを一意に特定するために使用されており、非会員時のお気に入り機能などもこの「cookie」によって実現されている。

 

以上、「cookie(クッキー)」の解説でした。

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