金のフレーズの使い方がよくわからない
こんな疑問を解消します。
「金のフレーズ」はTOEIC界において定番の単語帳です。
良い参考書ではあるのですが使い方を間違えると良い効果を得ることはできません。
今回は「金のフレーズ」を使った効果がでる活用法をご紹介します。
本記事を参考にすれば効果的な「金のフレーズ」の使い方を知ることができます。
本記事の内容
- 金のフレーズの構成
- 金のフレーズ(紙)の使い方
- 金のフレーズ(アプリ)の使い方
目次
「金のフレーズ」とは?
「金のフレーズ」は『TEX加藤さん』による著書です。
2012年に初版が発行されましたが、その人気から2017年には改訂版も発売されており、TOEIC受験者にとってはバイブルのような1冊となっています。
「金のフレーズ」は特徴はなんといってもその精度の高さです。
この1冊を完璧にすればTOEIC試験において単語で困ることはほとんどありません。
「金のフレーズ」の人気の秘密は著者の『TEX加藤』さん
「金のフレーズ」が絶大な支持を受ける秘密は著者の『TEX加藤さん』にあります。
この『TEX加藤さん』はTOEICで26回連続で満点を取得しており、試験後には近くのカフェでどんな問題が出たのかをメモっているそうです。
そんな分析の集大成が『金のフレーズ』というわけですね。
「金のフレーズ」の対象レベルと「銀のフレーズ」との違い
書籍の最初にも書かれていますが、「金のフレーズ」の対象者は500点以上の方です。
朝日新聞出版HPに「TOEIC 基本単語200のファイル」がPDFで載っていますが、これらの単語が難しいと感じるようであれば姉妹本である『銀のフレーズ』を使用することをオススメします。
この『銀のフレーズ』は対象レベルを少し下げており、初学者でも無理なく進められるようになっています。
『金のフレーズ』が難しいと感じた方は先にこちらをしっかりとやってから始めるとスムーズに進められます。
「金のフレーズ」の構成
金のフレーズは以下のような構成になっています。
・600点レベル:400問
・730点レベル:300問
・860点レベル:200門
・990点レベル:100問
・Supplement(Part1頻出語など):370問
全てを合計すると見出しだけで1400語近くあります。
仮に1日に100単語やれば2週間で1週終えることができます。
単語を覚えるコツは一気に覚えてしまうことです。
一語ずつ覚えても結局忘れてしまうので、何回もリピートするつもりで回転率をあげた方が記憶に定着しやすいと言われています。
できれば1日に100単語以上をこなしながら何週もするのがベストです。
「金のフレーズ」の紙版とアプリ版の違い
「金のフレーズ」には紙版とアプリ版の違いがあります。
僕は両方使っていますがアプリ版には音声がついていたり、テスト機能があるので紙よりも高機能です。
ただしアプリの場合どうしてもスマホやることからどうしても集中できないという人もいると思うので、そういった方は紙を使う方がいいかと思います。
それぞれの使い方を解説します。
紙版の「金のフレーズ」の使い方
紙版の「金のフレーズ」を使う際にはどの単語を覚えたのかをしっかりと記録することが大切です。
理由はすでに覚えている単語を繰り返すのは意味がないためですね。
紙の「金のフレーズ」のデメリットはアプリ版と違ってどれを覚えたのかができないことです。
ここをしっかりと意識して使いましょう
どこまで覚えたのかはチェックマークを活用する
紙の金のフレーズには左端にチェックマークがあるのでこれを活用しましょう。
僕は以下のようなやり方をしていました。
①:1ページを開いて初見ですでに知っていたら左に○をつける
②:知らない単語には○はつけずにしておき、1ページ全部見終えたら○がついていない単語のみを7回暗唱する
③:暗唱が7回終了したら再度チェックをして、覚えられていたら上のチェック、覚えられていなければ下のチェック
6回の根拠はTOEICの有名講師が「6回繰り返せば覚えられる」と仰っていたためです。
このチェック作業によって、チェックがついているもの(すでに覚えている単語)だけを覚えればよくなり無駄をなくすことが可能です。
下にチェックがついているものに関しては特に注意して覚える必要があることがわかります。
「金のフレーズ」の派生語は巻末の目次を利用して覚える
「金のフレーズ」に出ている単語は派生語も含めて全て大切です。
見出しを覚えるだけでも効果はありますが、余力があれば派生語まで覚えられると周りに差をつけることができます。
ただし派生語は見出しと違い覚えられたのか確認することが難しいですよね。
そこで使いたいのが巻末の目次です。
この巻末の目次の単語をみてスラスラと意味が出てくるようになることが理想です。
ここまでできれば単語において不安はほとんど無くなります。
アプリ版の「金のフレーズ」の使い方
個人的には紙版ではなくアプリ版の「金のフレーズ」を使うことがオススメです。
アプリ版も紙版も掲載内容自体は同じになります。
異なるのはアプリ独自のテスト機能です。
アプリ版の「金のフレーズ」は以下のような3手順から単語を覚える仕組みになっています。
1.フレーズ確認
2.覚えたフレーズを確認する
3.問題にトライする
アプリ内で推奨されているのは1->3の順ですが、個人的なオススメの順番は③->②->①です。
なぜ3番から始めるかというと一番難しいからです。
日本語から単語を打って答えるのは難易度が高いですが、これができればかなり記憶に定着します。
仮に難易度が低めの①から先にやってしまうと、厳格なテストができずうろ覚えの単語が増えてしまいます。
いきなり3番からやるとほとんどが×になるかと思いますが、あまり気にせずに②、①と続け、再度③を解いてみるという方法にするといい感じに記憶に定着しやすくなります。
アプリ版「金のフレーズ」の設定
アプリでは回答方式を設定で変更できます。
以下のように設定することがおすすめです。
「問題にトライする」が日本語→英語を確認するテストになっているため、「覚えた単語を確認する」の設定では英語→日本語になりやすいように「英単語から語義」にチェック。
[jin_icon_check color="#e9546b" size="18px"]「問題にトライする」の設定を「手書き」にすると面倒なので解凍方法を「キーボード」に。
まとめ
僕は「キクタン」、「mikan」、「DUO3.0」など様々なTOEICアプリを試してきましたが、「金のフレーズ」が一番使いやすかったです。
色々な単語帳をやるよりも「金のフレーズ」を完璧にする方がいいでしょう。
ただTOIECで高得点を取るためには単語だけでは不十分です。
早めに「金のフレーズ」を終えて基礎を固めたら、残りの時間は問題演習にあてましょう。