「英語を勉強したいけど、つまらない勉強はしたくない」
「なにか楽しみながら勉強をできないかな?」
この記事ではこんな方向けに「アニメを見て楽しみながら学習する」方法をご紹介します!
現在はTOEICで800点を取得するまでになりましたが、もっとも重要なことは継続することだと感じています。
この継続という点において、アニメを活用した英語学習が最適です。
好きな事なら、誰だって楽しんで続けられるからです。
英語版アニメは200を超える作品を観てきました。
そんな私だからこそ「これから英語版アニメを使って英語を学習したい」という方に最適な英語版アニメをご紹介できるかと思います。
「何のアニメを観ればいいか分からない...」「自分のレベルに合ったアニメが分からない...」と悩んでいる方に、
僕が特に英語学習に合っていると思ったアニメを『初心者向け』、『中級者向け』、『上級者向け』に分け、厳選してご紹介したいと思います。
アニメ好きで英語を勉強している方々の、少しでも助けになればと思っています。
是非参考にしてみてください。
【英語版アニメをご紹介する上での難易度を決めるポイント】
・アニメキャラの滑舌
・アニメキャラの話すスピード
・物語の背景や設定の難しさ、複雑さ
・近未来ものの作品やファンタジー系の冒険など、現実にはない魔法や技術が出てくるような作品
上記を参考にして、それぞれご紹介するアニメを解説していきます。
目次
【初心者向け】
『あずまんが大王』
まず私がご紹介したいのは、この『あずまんが大王』です。
とある高校に、天才少女ちよちゃんが転入してきたことで物語が始まります。
このアニメのいい所は何といっても、短くてシンプルな会話が多いという部分です。
私が初心者の方に英語版アニメお勧めするなら「日常ものの作品」をお勧めします。
なぜなら、実際の日常会話の中で出てくるやり取りも多く、次のセリフが予想でき聴き取りやすいからです。
しかもアニメの中で出てきたフレーズを覚えれば、実際の会話でも使えて一石二鳥。
このアニメの背景も、日常のどこにでもあるような設定ですので、突拍子の無い会話が出てこないのが良いです。
ちよちゃんたちの会話スピードもゆっくりで、話を追いやすいのもGoodポイント!
しかし難点を上げるとするなら、このアニメに出てくるゆかり先生と滝野 智の性格が破天荒なため(でもとっても笑えます)、早口でスラングなどを使ってしまう点でしょう。
しかしそれを覚えるのも、それはそれで勉強にはなります。
全体的に見れば、話しのスピ—ドや滑舌、物語の設定から考えて、初心者にピッタリな作品です!
『苺ましまろ』
続いてはこの『苺ましまろ』をお勧めします!
わんぱくな小学生4人と短大生が織り成すギャグアニメ。
このアニメを押す理由は『あずまんが大王』と被るのですが、はやり日常ものということもあり、物語の設定や背景の簡単さ、そしてキャラクターのセリフのシンプルさと短さです!
一文一文が短いので、例えば、反復してセリフを再生してディクテーションをしたり、キャラクターのセリフをシャドーイングしたりといった使い方ができます。
セリフが長くて複雑だと、特にシャドーイングは難しいですので、『苺ましまろ』だからこそできる勉強法だと思います。
各々の喋るスピードも遅いですので、初心者にはもってこいだと思います!
しかし反面、登場人物の松岡 美羽が大変わんぱくで、普段使わないようなスラングなどを使ってくるときがあります。
それを加味しても『苺ましまろ』は『あずまんが大王』と並んでお勧めの作品です!
『キルミーベイベー』
ある意味伝説を残した作品ですね!
折部 やすなと殺し屋ソーニャ、そして忍者の呉織 あぎりが織り成す独特な雰囲気の日常アニメ。
このアニメを【初心者向け】にする理由は、背景設定が高校生という事もあり、日常的な会話が多く、複雑な会話は一切出てきません。
しかもやすなたちのセリフは、シンプルで短く、聴き取りやすいのが特徴的。
会話のスピードもゆっくり目で、初心者でも学習しやすくお勧めの作品の1つとなっています!
もしあなたが、英語アニメを聞き流して学習したいという方なら、この作品はいいかもしれません。
会話の1つ1つが短く単純なので、初めは聴き取れない部分があっても、繰り返し同じ回を観ていくことで耳が慣れてくるので、聴こえるようになってきます。
何かほかの作業をしている時などに、再生しておくと自然に英語の音に慣れていきますよ!
【中級者向け】
続いて中級者向けのアニメをご紹介します!
『ソードアート・オンライン』
『ソードアート・オンライン』は知っている方も多いかと思います。
一見ファンタジーもので、魔法や独特の表現が出てきて難しいイメージがあるのですが、じつは『ソードアート・オンライン』はかなり英語学習の初心者向けだと思っています。
まずキリトやアスナら登場キャラクターの声が、非常に聴き取りやすいことです。
声優の滑舌がしっかりしているので、私が英語初心者だったころでもよく聴き取れた記憶があります。
次に会話の内容が意外と簡単だということがあげられます。
もちろん魔法は出てきますし、AIやネットワークなど専門的な用語はあるのですが、キリトたちの会話自体はそんなに複雑なものではなく、日常的な会話が多いです。
ですので、滑舌などと合わせて耳に入りやすくなっていると思います!
そして何より『ソードアート・オンライン』は人気作ですので、好きな人は多いかと思います。
魔法や人工知能、VRにネットゲームなど関心を引くようなキーワードが多く、これらが好きな人は『ソードアート・オンライン』を使ってみることをお勧めします。
なぜなら「好きこそ物の上手なれ」だからです。
好きな作品なら飽きずに勉強できますし、耳にも入りやすいですよ!
『コードギアス』
最近映画も上映されました!
テレビシリーズは大分昔になりますが、この作品も私がお勧めする英語版アニメの1つです!
理由は『ソードアート・オンライン』と同じで、キャラクターのセリフが聴き取りやすいという事。
私が初心者だったころも頻繁に視聴していました。
『コードギアス』も同じく、ロボットや国同士の戦争、反逆など難しそうなキーワードが並びますが、そんな背景設定とは裏腹に、キャラクター同士の会話はシンプルなものが多く、一部学園モノの要素も含みますので日常モノの側面もあります。
キャラクターのセリフが聴き取りやすいという事は、ディクテーションやシャドーイングもやりやすいですので、英語の教材として、中級者の方にはもってこいだと思います。
そしてこの物語の3転4転するような展開は、視聴者を話に引き込んでくれますので長い間集中して英語を聴くことができます!
『ラブライブ』
まさに伝説となった大人気作品ですね!実は『ラブライブ』は英語学習でもかなり力を発揮してくれると思っています。
まずは穂乃果たちのセリフが非常に聴き取りやすいことです。
彼女らのセリフは決して短い文章ではないのですが、会話の内容が日常的なものなのに加え、英語版の声優さんの滑舌がいいので、英語にあまり馴染みの無い方であっても非常に聴き取りやすいです。
また英語とは直接関係ないのですが、『ラブライブ』の英語版の声優さんたちの声は、日本語版の声優さんたちの声に非常に近いです!
英語版アニメを視聴した方の中には、英語版の声優は日本語版の声優と声が全然違うので雰囲気が壊れるという方もいますので、英語版の声が苦手という方にとっても、『ラブライブ』は非常にいいのではないかと思っています。
ラブライバーにとっては最高の英語教材です!
【上級者向け】
『RWBY』
知らない方も多いかもしれませんが、『RWBY』はアメリカで作られたアニメです!
しかし通常のアメリカアニメとは異なり、結構日本のアニメに近い雰囲気を持っていて、アメリカアニメを観ない方にとっても、『RWBY』ならとっかかりやすいのでは?と思います。
このアニメを押す理由は、なんといってもDVDやBDを購入した際にちゃんと正しい字幕がついてくるという事です!
日本の英語版アニメも、DVDやBDを購入すると字幕ありで観れるのですが、多くのアニメは字幕と実際にキャラクターが言っているセリフが一致しないことが多いのです。
その点『RWBY』はキャラクターのセリフと字幕がちゃんと一致しているので、ディクテーションやシャドーイングを非常に行いやすい!
アメリカ産のアニメだけあって、キャラクターのセリフやスラング、フレーズも無理なものがありません。
日本の英語版アニメでは「日本語のセリフを無理やり英語に直しました」感がたまにあるのですが、その点『RWBY』なら安心ですね!
登場キャラクターも
・ルビー・ローズ
・ワイス・シュニー
・ブレイク・ベラドンナ
・ヤン・シャオロン
など個性的で魅力的なキャラクターがたくさん登場し、物語を盛り上げてくれますので、是非おすすめしたい作品の1つです!
『攻殻機動隊』
言わずと知れた名作中の名作です!
『攻殻機動隊』は近未来を描いた作品で、その中で人物の複雑な心情や政治的な問題を深く描いています。
その政治的、近未来的な背景や、民族、思想的な問題を描いていく内容から【上級者向け】とさせて頂きました。
英語で政治的な用語やネットワークテクノロジー、IT用語が数多く出てくるので、それらのワードを知っていないと正確に聴きとることは難しいです。
さらに他の作品と違い、草薙素子やバトーなど登場人物の会話も単純なものではなく、上記で書いた問題に取り組んでいきますので、『攻殻機動隊』の背景もある程度理解しておかないと英語で理解できません。
しかし現実世界でも出てくるような事件を、ふんだんに取り上げていますので、『攻殻機動隊』で勉強した内容は、そのまま実際の会話やニュースでも応用が利くと思います。
一方「笑い男」の事件では、ネットワーク犯罪に深くかかわっていきますので、そんな事件を面白く思って議論している外野の人々(現実で言うところの2ちゃんねる)は逆にスラングのような、非常にカジュアルな表現を使っています。
複雑で難しい専門用語、そしてカジュアルな表現まで知る必要があるので【上級者向け】としてご紹介させてもらいます!
『デスノート』
社会現象にまでなった人気作品!
天才高校生 夜神月が、名前を書くだけで人を殺せるノート「デスノート」を手にしたことから物語が始まります。
この『デスノート』を【上級者向け】をしてご紹介させていただきますが、実は『デスノート』は英語を勉強する上で非常に有効なことで有名です!
何故かと言いますと、『デスノート』には多くのビジネスのフォーマルな表現が登場するからです。
普通の英語版アニメには、スラングのような表現が多く存在しています。
普通にカジュアルで使う分にはよいのですが、ビジネスの場で使うとなると話が変わってきてしまうのです。
カジュアルな表現を勉強するもの力にはなるのですが、ビジネスで使う事を目的としている方にとっては、どうしても無駄が多くなってしまいがち。
一方『デスノート』はLや月たちが警察と一緒になって行動していきますので、自然とフォーマルな表現だらけになっていきます。
先ほどお伝えしたように、『デスノート』にはビジネスの場で使える表現が多く、ビジネスで英語を使いたい方にとっては、この『デスノート』で勉強すると無駄なく勉強していけます。
そして言うまでもなく『デスノート』の激しく攻守が入れ替わる攻防や展開は、たとえ英語であっても視聴者を物語の引き込んでくれます。
最後まで飽きずに見続けられるストーリーのおかげで、集中してディクテーションやリスニングに取り組めますよ!
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
200を超える英語版アニメを観てきた経験から、英語を学習する上で有効だと思った作品を、厳選してご紹介させていただきました!
特にこの中で厳選するなら、是非『デスノート』は使ってほしいです。
ビジネスフォーマルな表現は、皆さんの勉強を無駄なく助けてくれると思います。
しかし一番良いのは「自分の大好きな作品の英語版で勉強する」ことだと思っています。
もしご自分の大好きな作品があるなら、是非その作品を使ってみてください。
最初からずっと聴きとって、書き出していくだけでも相当力が付きますよ!
「好きこそ物の上手なれ」
この気持ちを大事にしていってください!
以上、おすすめの海外版アニメの紹介でした。