『TEX加藤』という人物をご存知でしょうか?
この名前を聞いたことがなくても、『金のフレーズ』という参考書は知っているという方も多いかと思います。
TEX加藤さんはこの『金のフレーズ』の著者でありTOEICの講師です。
TEX加藤さんは26回連続でTOEICの満点を取得するという驚異的な実績の持ち主で、著書はTOEIC対策本でありながらベストセラーを記録するなど非常に高評価を受けています。
質の高い参考書を提供しているTEX加藤さんですが、その秘密は独自のTOEICの研究方法にあり、TEX加藤さんの勉強法などはとても参考になります。
そこで今回はTEX加藤さんの経歴・正体とオススメの参考書をご紹介していきます。
この記事を読むことでTOEICの参考書を選ぶ際の参考になるかもしれません。
目次
TEX加藤とは?
TEX加藤さんは1967年大阪府生まれ。
神戸市外国語大学外国語学部英米学科を卒業し、現在は神田外語学院常勤講師として働かれています。
TOEIC対策に特化した著作活動を行なっており、主な著書には『金のフレーズ』、『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』などがあります。
TEX加藤の経歴
TEX加藤さんは元々はサラリーマンで現在はTOEIC講師という異色の経歴の持ち主。
20年以上サラリーマンとして働いており、会社の昇進のためにTOEICを受けたことがきっかけとなりTOEICにのめり込むようになったそうです。
TOEICスコアは驚きの26回連続満点。
通算では98回のTOEIC満点を記録しています。
TEX加藤の勉強法
通算で98回も満点を取れるようになるにはどんな方法で勉強しているのか気になりますよね。
TEX加藤さんのブログにてその秘密が公開されていました。
必要なのは「頑張れる力
TEX加藤さんのTOEICに対する考え方は以下のとおり。
「TOEICスコア=英語力×TOEIC力×気力」というのは、これまでの指導経験から導いた私の持論です。
引用:http://texkatotoeic422.blog33.fc2.com/blog-entry-916.html
TEX加藤さんはTOEICにおいて最も大切な力を「気力」
つまり継続して学習する力であるとおっしゃっています。
TOEICスコアはすぐには上がらないので、とにかく継続が大事であるというわけですね。
そんなTEX加藤さんが実践した具体的な勉強方法は以下のとおり。
TEX加藤の勉強法:10000問を解く
4月に勉強をスタートして、6・7月のTOEICで満点を達成するまでの3ヵ月間。とにかく私が一番のポイントに置いたのは、「たくさんの問題を解くこと」でした。「習うより慣れろ」です。英語の勉強を長年さぼっていて、新形式のTOEICも受けていないのですから、まずは慣れることだと思ったんです。
結論から書きますが、この3ヵ月間で、自分でも驚いたのですが、1万問以上の問題を解きました。もちろん数えながら解いていたわけではなく、あとで計算してみたんです。参考書代(私の場合約5万円!)がかかりますし、英語好きでないとできない体育会系の勉強法なので誰にでも勧められる方法ではありませんが、「1万問解く」というのは私の場合はTOEIC満点達成に大きな効果があったことになります。
引用:http://texkatotoeic422.blog33.fc2.com/blog-entry-6.html
TEX加藤さんはTOEICで安定して950点を取れるようになるために10000問もの問題を解いたとのこと。
10000時間やれば達人になれるという10000時間の法則ならぬ10000問の法則ですね!
TEX加藤さん以外にもTOEIC満点ホルダーである『あ~る』さんや『ふーじー』さんもこの10000問以上の問題を解いたと仰られていました。
模試1回が200問のため、50回分の模試という膨大な問題を解くことで900点が見えてくるようですね。
TEX加藤さんが満点を取れるようになるためには以下の参考書を利用したそうです。
新公式問題集1-3:1200
レベル判定模試1-3:600
Z会オンライン模試:200
新最強トリプル模試3:600
実力診断模試3-4:400
Tactics for TOEIC:968
直前の技術:392
完全攻略ガイド:200
実戦パーフェクト模試:400
トータル戦略模試:400
30Days to TOEIC:200
中村澄子緑本5冊計:959
文法頻出問題600問:400(新形式のみ)
入試頻出英語問題1100:1100
パターンで解けるTOEIC TEST:330
短期集中講座英文法:489
短期集中講座リスニング:286
出まくり英文法:64
出まくりキーフレーズ:152
特訓リーディング:200
ウルトラ語彙力主義:88
英文法出るとこだけ:176
正解が見える:220
問題数総合計:10024
TOEICで900点を狙う方は一つ参考になるでしょう。
なお最近のTOEIC対策アプリは今自分が何問解いたのかを記録してくれる機能があり便利です。
自分の現在地を知りながら勉強したい方は使ってみると捗るかも知れません
>>【2020年最新版】TOEIC学習におすすめなアプリ11選!
TEX加藤の参考書がオススメできる理由
TEX加藤さんの参考書はどれもクオリティが高いですが、その秘密は著書である『金のフレーズ』に記載されていました。
鍵になっているのは『TEXファイル』という独自のメモ。
毎回TOEICを受験するTEX加藤さんですが、受験終了後は即座にカフェに行きどんな単語が出たのかをメモっているそうです。
この自ら受験をすることで得た知識の集合が『TEXファイル』。
TOEICは試験終了後に問題が配布されないのでこういった研究はかなり重要ですね。
この『TEXファイル』を元にして生まれたのが『金のフレーズ』です。
ベストセラーになるのも納得できますね。
ご自身のサイトのタイトル名にも「TOEICオタク」と書かれているように、相当なTOEICの研究家であることが質の高い参考書の提供に繋がっていることがわかります。
TEX加藤さんのオススメ本3冊
TEX加藤さんの本を10冊近く購入してきた中で、特にオススメの参考書3冊をご紹介します。
TEX加藤さんの参考オススメ本①『金のセンテンス』
『金のセンテンス』はTOEICに特化した英単語対策の参考書です。
TEX加藤さんの参考書の中でもっとも有名なのはベストセラーにもなっている『金のフレーズ』ですが、個人的にはこの『金のセンテンス』をオススメします。
『金のセンテンス』は2019年2月という比較的最近発売された本。
掲載単語はTOEICに頻出の1500語程度で、『金のフレーズ』にプラスαで単語が追加されています。
『金のフレーズ』はその名の通りフレーズ単位で単語を覚えていくものでしたが、『金のセンテンス』は長めの文章の中で単語を覚えるように設計されています。
単語を覚える際にはもちろん単体での意味を覚えることが大切ですが、分脈の中での単語の使われ方を知ることが重要です。
もちろん『金のフレーズ』も覚えやすくて使いやすいのですが、個人的には『金のセンテンス』の方が分脈の中で覚えられるため、実際の試験に有効で長文対策にもなるのでオススメです。
TEX加藤さんの単語対策本には、
・銀のフレーズ
・金のフレーズ
・金のセンテンス
の3つがあります。
現在のスコアが400点以下の方は「銀のフレーズ」、500点台の方は『金のフレーズ』または『金のセンテンス』を使うとよいでしょう。
TEX加藤さんの参考オススメ本②『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』
『でる1000問』はTOEICのPart5である文法問題に有効な参考書です。
タイトルの通り1049問という多くの問題が掲載されています。
難易度も初心者の方でも無理なく使えるようになっており、解説が非常に丁寧なのでどんな方でも扱いやすいオススメ一冊です。
またカテゴリー別になっているので苦手な分野だけやることも可能。
リーディングで時間が足りなくなってしまうかたはこの一冊を完璧にすることでPart5を速く解けるようになり鬼門であるPart7を読む時間を増やすことができるようになりますよ!
TEX加藤さんの参考オススメ本③『1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解特急』
『読解特急』はPart7の対策本になります。
TOEICの中でなんといっても難しいのが長文問題のPart7!
これに関してはテクニックがあまり通じず、「とにかく良質な長文をたくさん読むこと」が対策に繋がります。
この『読解特急』はPart7に絞ってPart7によく出るパターンごとの長文が集められています。
問題数は全部で127問。
非常にコンパクトな構成になっているため、電車の中などの隙間時間に読むことが可能です。
TOEICではまずリスニングを先に伸ばす方が重要ですが、リーティングも勉強して高得点を狙いたいという方にはオススメの1冊です。
まとめ:TEX加藤は信頼できるTOEIC講師!
ここまでTEX加藤さんについてみてきましたがいかがだったでしょうか?
TOEICの参考書を選ぶ際には信頼できる著者から選ぶとハズレが少ないです。
TEX加藤さんは自ら毎回試験を受けていることで、最新のTOEIC事情にも精通しています。
どの著者が信頼できるのかわからないという方は、まずTEX加藤さんの著書を立ち読みしてみるのもよいのではないでしょうか?
参考になれば幸いです。